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中海の香りが漂う民芸館カサ・エストレリータ、昔の姿をそのままにとどめるなまこ壁通りなど文化性豊かな風情がこの町の大きな魅力となっている。
第2 入江長八氏による漆喰芸術文化
1 伊豆の長八美術館
国道136号沿いにひときわ目立っ白い建物が漆喰(しっくい)芸術の殿堂として昭和59年7月14日オープンした「伊豆の長八美術館」で、地中海を思わせるような美しい建物自体が賞を受けた。
劇場建築を思わせる外壁は、なまこ壁を配し館内の天井・壁面は白壁造りとなっている。左官工事は日本左官業組合連合会が全国から名工を総動員して、全面協力、現代左官技術の粋を集めて完成させた。
鉄筋コンクリート造り、一部2階建て、建築面積430.3平方メートル、のべ床面積434.99平方メートル、事業費は2億849万9000円。関連付帯施設に野外劇場、民芸グリルがある。
展示館は2棟にまたがっており、松崎の生んだ饅(こて)と漆喰の名工・入江長八の作品が約80点展示公開されている。海外にまで反響をよび、オープン以来訪れる人が絶えない。また、現在、伊豆の長八美術館の隣りに風車をつけたおしゃれな収蔵庫の建設を予定している。
〔ホーロクの静御前〕
明治13年(1880)の作。焙烙(素焼きの土鍋)に、源義経の側室となった静御前を描いたもので、きものの衿や打掛けの模様もすべて漆喰。

ホーロクの静御前

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